Saturday 23 July 2011

ノーフォークの支線に乗り入れる特急。

いつも乗ってるロンドンとノーリッジを結ぶ特急が、海辺の町グレートヤーマスに乗り入れている映像を見つけました。夏の行楽シーズンの臨時列車なのかな?
終点グレートヤーマス駅の腕木式信号機がいい味を出しています。この支線は非電化なので、他社からレンタルしてきたディーゼル機関車が牽引しているのですが、両端の電気機関車と制御荷物車をくっつけたままなのが謎。そんなに解結作業やりたくないのでしょうか。
先週フェデリカがノーリッジにきたときは、この特急が四十分ほど遅れました。理由は誰かが飛び乗ったということで先行の貨物列車が停車したからでした。その人は列車から降りたものの軌道から出て行くよう説得するのに時間がかかったそうな。こういう人、どうやって説得したらいいのだろう。僕だったらこう言うね。
「君、もしかしてウンコの上に立ってるぞ」
特急の客車Mark3のトイレは垂れ流し式なので。

Thursday 21 July 2011

ハリーポッターとInterCity 125。

先週末はアシュフォードでハリーポッターの最終話を見てきました。映画を見るのが目的というよりも、ドイツに移住するフェデリカのお別れのため彼女の同僚たちが集まって、ついでにみんなで見に行こうというノリになったのでした。僕自身はシリーズの他作品を一本も見ていないので、出てくるキャラクターたちの関係が何だかよくわからないなか、特に気になったのは最後のシーン(ネタバレ注意かも)。

Tuesday 19 July 2011

女子サッカー・ワールドカップをBBCで見ました。

ものすごい試合でしたね。主将澤選手の大会を通した活躍を何と表現したらいいのか言葉が浮かびません。。。「皇帝」かな。ベッケンバウアーみたいに。
ところで試合後、解説者が
「女子フットボールは今までパワーとスピード重視でしたが、日本代表は男子フットボールと同じようにテクニックを武器に勝ち上がりましたね。彼女たちのスタイルは女性版バルセロナと呼ばれるように魅力的でした。将来の女子フットボールが目指す方向ではないでしょうか(うろ覚え)」
と喋ってる隣に座っていたのはゲスト解説で出演の現イングランド代表キャプテン・ホワイト選手。彼女の表情がすごく強ばってて、何だか同情しました。イングランド女子は正にパワーとスピードのチームだものね。きっと
「そんなこと言われてもプレイ・スタイルすぐに変えられるわけじゃないし、ロンドン・オリンピックは一年後なのよ。そもそも、私たちは対日本戦でボール支配率では負けたけど、フォワードに縦パス一本で先制点を挙げて勝ってるわけだから、別に今の方向でも勝負できるわよ。。。」
とか思っていたのかも知れません。国ごとに別のスタイルを目指して拮抗する方が面白いと思います。
ちなみに彼女は、ゲーム前もアメリカが圧倒した前半を見終わった後のハーフタイムも、ほかの二人の解説者と違い日本の勝利を予想していました。

Monday 11 July 2011

西尾幹二著『ニーチェとの対話』

西尾幹二さんが原発に反対されているそうで、確かに彼ならそうだろうなと思いました。昔読んだ『ニーチェとの対話』という新書にこうあります。
考えてみて欲しい。今日の世界に私たちの達成するいかなる理想や目標が存在するであろうか。万人に共通するいかなる生の意味が存在するであろうか。福祉充実であれ、産業維持であれ、個人も国家も、よりよき生活を目標にする以外に、生活の目標を立てようがないのである。よりよき生活とは、少しでも便利に豊かに暮らすための単なる条件づくりにほかならず、われわれはなにかのために生きるのではなく、結局、生きるために生きる以外に生の目標を立てようがない。ということは、目標は存在しないということにほかならず、したがってこれほどひどいニヒリズムはないともいえる。人間はだんだん動物に近づき、文化状況はますます子供っぽくなっていく。(p. 90)
原発が無ければ経済に悪影響があるとか言うけど、それよりも大事なことがあるだろうという点に賛成です。
ただ、西尾さんの「経済的豊かさよりも大事な目標」とは、日本国の威光で世界をひれ伏せさせるみたいなロクでもないこと考えていそうですが。僕は、原発の問題は人権の問題だと思います。他人を犠牲にしてまで豊かさを追求することは人間がすべきことでしょうか。

Saturday 2 July 2011

川上麻衣子さんがレポートするスウェーデンの列車。

公式ページに思いのほか充実したレポートがあってびっくり。形式名まで書いてある。きっとイタリア製の振り子電車。フェデリカの実家の近所も走ってます。
電車好きなのかなあ。僕は車内の写真を撮るのが恥ずかしくてどうもできません。