Friday, 19 August 2011

五年前のワールドカップ決勝・ジダンの頭突き。

アルジェリア出身のフランス代表ジダンがカッとなって、イタリアのDFマテラッツィに頭突きを見舞った結果、退場になったことがありました。その後、ジダンはなぜあのような行動をとったのかについて
「イスラム・テロリストと呼ばれた」
とか
「イスラム文化では家族を侮辱することはタブー」
なーんて解釈が出てきたものです。それまでフットボールなんか興味なかったであろう人々から。フットボール・ファンはうんざりしながら
「ジダンは単に昔からカッとなるタイプだったでないの?」
とか思ったんじゃないですかね。1998年のワールドカップでも、サウジの選手を足蹴にして試合出場停止になってます。CLでは頭突きを喰らわせて、相手選手の頭蓋骨を骨折ということもありました。
「ムスリムの同胞にマテラッツィは暗殺されるかもしれない」
とおっしゃったイスラム文化ご専門の大学の先生もいました。いやいや、イスラム教徒も我々と同じく、これはフットボールのピッチ上で起きたことだと理解してるでしょうよ。それにジダンがムスリムだなんて。。。例えば日本ハムのダルビッシュ投手が試合中に乱闘を起こしたら、「イスラム文化では。。。」なんて解釈出てきますか?

中国の鉄道事故報道に接して、それまで鉄道に興味なかったであろう人々が
「日本の新幹線は死傷者ゼロ」
などと言うのを見ると、五年前のフットボールファンはこんな気分だったのかなと思います。死傷者ゼロ。。。もちろん新幹線の安全管理は素晴しいとは思いますけれども、あわや大惨事という事故も過去にありました(鳥飼事故)。死傷者が出なくて本当に不幸中の幸いでした。
それから、Wikipediaの山形新幹線のページ
開業当時、踏切事故が起こった時は「新幹線踏切事故」と大げさに報道された。「新幹線」とはいえ、奥羽本線内は在来線の130km/hの速度規制があったにもかかわらず、速度制限以上の高速度で踏切事故を起こしたと誤解を与えかねない報道であった。
とありますが、これはそのまんま中国の事故の報道にも当てはまりますよねえ。あの追突事故を起こしたのは新幹線車両ですが、走っていたのは在来線上ですもの。厳密には新幹線の事故ではありませんので、誤解を与えかねない報道です。むしろ、二列車の司令室が一本化されておらず混乱があったという点で、信楽高原鉄道事故に似ているなあとも思いました。

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